小さな会社の社長をしていると、
気づけば一日中、何かに追われている感覚になります。
営業、打ち合わせ、請求、資料づくり、判断。
誰かが代わりにやってくれるわけでもなく、
結局、自分が動くしかない。
私も長い間、
社長なんだから全部把握して、全部それなりにやらないと、
会社は回らないと思っていました。
特に時間を使っていたのが、
社内外に出す資料や文章です。
見た目、言い回し、構成。
これで本当に伝わるか、
変なところはないか。
何度も手を入れて、
結局夜遅くなる、ということも珍しくありませんでした。
でもある時、
これって本当に社長の仕事なのかな、と立ち止まりました。
そこで私が割り切ったのは、
最初から完成度を求めない、という考え方です。
今は、
資料や文章の最初の下書きは、
ChatGPTに助けてもらうことがあります。
といっても、
そのまま使うことはほとんどありません。
たたき台を出してもらって、
伝えたいポイントだけ自分で直す。
言葉の温度感や、判断が必要なところは、
必ず自分で決めます。
完璧な文章を一から作る仕事を減らして、
自分は方向を決める役に回る、
そんなイメージです。
これだけで、
資料づくりにかかる時間はかなり減りました。
空いた時間で、
考え事をしたり、
何もしない時間をつくったりしています。
正直、
全部が楽になったわけではありません。
今でも、
自分で抱えすぎているなと感じる日もあります。
それでも、
全部を自分で仕上げなくていい、
という前提を持てたことで、
気持ちはずいぶん軽くなりました。
社長の仕事の全部を、
真似する必要はないと思います。
ただ、
一つでも減らせる仕事があるかもしれない、
そんな視点のきっかけになれば嬉しいです。


