土曜日の朝、私はパソコンを開く。動かないわけじゃない。けれど、何かが引っかかっている。聞くほどじゃない、と自分に言い聞かせて、そのままにする瞬間が増えていく。

誰かに聞けば早いのは分かっている。でも返ってくる言葉が、もう一段上の言葉だったらと思うと口が閉じる。専門用語が並ぶ光景を想像して、うなずくだけの自分が浮かぶ。

分からない、と言えない空気は意外と重たい。知っている前提で話が進むと、置いていかれた感じがする。画面の前で一人、私は小さく息を吐く。

きっと、分からないまま使っている人は多い。声に出さないだけで、同じ場所で立ち止まっている。聞けないこと自体が、じわじわとしたストレスになる。

今日も私は、曖昧な理解のままクリックする。少しの不安と、少しの慣れ。その間に、言葉にならない余白が残る。